台風一過
昨日の台風は千葉県にダメージを残して行きました。
私の実家は千葉県にありますので、気にしていました。
実家から何も連絡等が無かったので、被害はそんなになかったみたいだな、と考えていました。
晩飯の料理、ニラ蕎麦と肉とモヤシ炒め、手製焼き肉のタレを作りながら、ニュースを耳で観ていました。
ニュースでは停電がいまだ継続中と伝えているので、流石に大丈夫か?と慌てて電話してみました。
田舎には母親と兄貴家族が住んでいます。
電話で兄貴と話しをしました。どうだった被害は?との質問に。
雨漏り、庭の木々、父が在命の時に植えた数種の樹が折れたり、根から倒れたり、山の杉が折れてしまったりと報道通り、今までで一番の台風だったとの事でした。
近所の家では瓦が吹き飛ばされたりしている被害があったようです。
実家でもベランダの支柱を受けている一階の屋根部から雨漏りがあったようです。
また、案の定、蔵の土塀が剥がれたり、祖母が昔寝ていた部屋の屋根の一部が剥がれたりもあった模様です。
9/9の午前3時40分頃に停電し、翌9/10の14時20分頃に復旧したとの事でした。
母は街の医者へ定期受診の予約がしてあったので車で行ったとの事ですが、停電した信号ばかりで渋滞が激しかったと興奮気味でした。
親戚等の身内、近所の人たちに怪我だけは無かったようです。それには安心しました。
蔵や祖母のプレハブ?は当然老朽化しています。蔵に至ってては維持に費用がかさむ事もあるので、そろそろ取り壊しの時期なのかもしれないです。
祖母のその部屋は寝たきりだったので、父が介護をしていました。渡し廊下で繋がっていたためその部屋への往来は直ぐです。保育園児の可愛い私は行かないまでもその部屋の様子やおばあさんをよく覗いていました。おばあさんは何か要求があった時、声が聞こえます。私の顔を見つけると、「ぼぉ~くぅ~っ」と声を掛け、父を呼ぶようにとのサインでした。
しかし、その人が、
自分の祖母だとは知らなかったのです。おばあさんという人でした。
あの頃のあどけない天使の様な私の認識でした。
ついでに言えば、離れに住んでいた縁側を歩いていたおじいさんもおじいさんという人で誰なのか知らなかったのです。
結核を患ったりで、可愛い私を近づけ無いようにしていたためです。
それと蔵の事です。
蔵は不気味な雰囲気で電灯も無いし、入り口は鉄格子がついていたりで、子供心には十分おばけ屋敷でした。
悪さをしたら、母におんぶで蔵に連行された事もあります。
台風一過の今夜、兄や母とそんな話もしたりした。
たまには実家に帰りたいなと思いました。もしかしたら倒れた木や庭の様子を今見ても被害の変化すら気がつかないかもしれませんが。
被害を受けた方々に改めて平安な生活が早く取り戻せるようお祈り申し上げます。