森 蘭丸
昨日の雨で今日は蒸し暑い。手元にあるいつものドリンクは
底をつきかけている。
美濃金山城というのは、森一族の城だった。
本能寺の変で信長と共に討死した蘭丸も城主の時期があった。
山道を兎に角登り、30分位かな?かかった。だが、ここからが、城の部分の始まりだった。
あと、少しだが勾配は険しい。
ここから石垣や礎石などがあるが、室町・安土桃山時代のままだ。
漸くてっぺん迄辿りついた。
やはり眺めが、いい。
方角がよく分からないが北から北西方面だと思う。
同様にたぶん南から南西。川がある。木曽川だ。
中山道もこの辺りだ。
山山山、山ばかり。この山が美濃焼を生み出した資源の元だ。加藤 唐九郎の本に美濃の山は矩形であると書いてあった。花崗岩が山の元になっている。花崗岩の風化の仕方は規則があり、山の形はその規則通りの形をしていると説明しているのを思い出す。
さてと、下りますか、と独り言ちて同じ道を引き返した。少し降りた所に登りでは気づかなかったが、
のような神妙な、威厳さを感じた。
城の事全てを知っていて、蘭丸の顔も見た事があるのかもしれない。
貴方は明智さんと同じですか?笑ってしまった。
追記
一晩明けた7/5。
あっそういえば、と気付いた。
明智と森は二氏共に今で言う可児市に城址を残している。
信長を挟み敵対の関係となる光秀と蘭丸。
明智長山城と美濃金山城は車で移動すれば15分程度で行けてしまう距離にある。
近くて遠い互いの距離があの景色の中に潜んでいると思うと、深いなぁっ唸ってしまう。