男飯、雑感、記まぐれ

毎晩、晩飯を作っています。2018年10月中旬、くも膜下出血になって休職して、あーだこーだなって失業者。それでも陶器は造ってます。

素焼き

予定通りに素焼きをしました。6時に点火し、14時半に終わりにしました。

点火準備


先ずは元栓を開いて窯の方へガスを供給します。


次に煙突を蓋?を開いて抜ける様にします。
写真には板の様なダンパーと言う物があります。写っている様にします。煙道の大きさを調節します。閉じて仕舞えば蓋です。

煙突の下にはバカ穴と呼ばれるエアダンパーが見えます。白いレンガで塞いであります。一個だけ開けてありますが。

ダンパーは、窯内の状況を調節する大切な機能です。本焼き時に触れる事になるとも思います。




点火しました。バーナーが片側に3個ずつあります。
私は対角線のバーナーを点火していきます。
それを40分毎に点火します。
ガス圧は100と弱く。

理由は水蒸気爆発しない事が目的です。
そう言った気を使いながらは600度まではゆっくり目で。
1時間あたり100度位の上昇を目処にしています。

この辺りで全バーナーに火がつきました。

この辺りの温度にも要注意です。だいぶ前ですがこの辺りでガス圧を上げ温度がクンクンと上がった時に窯内でバヒン!と破裂音がして、窯内で飛び散る音がしたのです。
何時もこの辺りは忍び足でを意識しています。

420度位まで辛抱したら、ガス圧を上げて温度を上昇させました。

物の生地に含まれる水分は一安心と言ったところですが粘土成分を構成してる分子内にある水分、結晶水が抜けて行く変化が発生していくそうです。

その働きは600度辺りまであるようです。この結晶水が抜ける事で水に溶ける粘土から水に溶けない素焼きに変化するのだそうです。

そこを超えて目指す750〜800度まではガス圧上げ早めに到達するようにしました。

この辺りで終了にしようと火を止めました。