転ばないように杖
先日、スーパーでおばあさんが杖をついて歩いていた。
杖をついて歩くというのは歩行を安定させ安全に歩けるように、との道具だ。
でも、おばあさんは歩きにくそうで何だか不自然な姿勢だった。腰が曲がってるのに杖の長さが長くて、腕の位置が高い。杖が身体を支えていなかった。だから不自然な姿勢で難儀にみえた。
職業病なのかな?、私はちょっとそういう事に詳しい。だいたいそんなシーンがあると、見てしまう癖がある。福祉用具の仕事をしていたからだ。
そんな感覚でおばあさんが気になった。タイミングよくエレベーター待ちで同じになったから、
ごめんなさいね、突然話しかけてしまいますが、杖が気になってしまったので。歩き難くないですか?
そんな事ない、慣れたから
そうですか、でもちょっとお節介だけど少しだけいじってもいいですか?
と半ば強引にお願いした。
ええよ
と、ニコリとしてくれた。
杖は高さ調整が出来る。
高さはだらんと腕を垂らした時の手首の所のコリっとした骨の位置に杖の握りが来るように合わせる。
これが高さ調節のポイント。基本。
そのようにしてお渡ししたら、
こっちの方が調子ええねぇ、ありがとう
普段はしないんだけど、この間はしてしまった。